楽天やヤフーショッピングでネットショップを出店・運営していると「販売価格や値付け」に悩むことがあります。
根拠となるオンライン上の価格は変動する可能性もあり、キャンペーンやイベントなどに合わせて大幅に変更されることもあるからです。
また、適切な価格・適正価格を付けているつもりが、まったく売れなかったり、売れないことでブームを逃して在庫過多に陥ってしまったりすることもあるでしょう。
今回は、楽天・ヤフーショッピングの販売価格や値付けの悩み、ネットショップ運営全体における販売価格や値付けの悩みを解決する方法についてお話します。
楽天・ヤフーショッピングの販売価格や値付けの悩みとは
はじめに、楽天・ヤフーショッピングの販売価格や値付けの悩みについて解説します。
適正価格がわからず、損をしている可能性がある
楽天やヤフーショッピングのショップを出店していると、適正価格がわからず、損をしているのではないかと悩むことがあります。
例えば、単に安売りして売れば利益損失、逆に利益を確保するために高く売ろうとすれば売れず機会損失に陥ります。
適正価格とは「利益が出て、売れる価格」であり、利益を出しつつ売れる価格です。
その価格の割り出しがうまくいかず、在庫過多のため在庫処分をして安売りで損をしたり、在庫過多のまま売れず、現金にかえられないことも考えられます。
最安値を重視し過ぎて、利益が少なくなってしまう
さきほどの適正価格を「売れる価格」と誤解したり、勘違いしたりする場合、最安値のみを重視しがちです。
最安値は売れる価格ではあるものの利益が少なくなってしまう諸刃の剣でもあります。
現実問題としても、まずは売ることを考えた場合に最安値を追求するのは間違っていません。しかし、売れても利益が少ない状況が続いてしまうと、結果的に運営の継続が困難になる危険性も決してゼロではないと理解しておくべきです。
そのため、最安値の解釈として「自社の利益で出せる最安値」と理解し、価格競争に釣られて安易な値下げに陥らないようにする必要もあります。
必ずしも定価やメーカー希望小売価格で売れるとは限らない
自分自身を消費者側、ユーザー側、顧客側と考えた場合、最安値でなくても定価やメーカー希望小売価格で購入するだろうと考えることもあるでしょう。
実際にはオンライン上に数あるショップの中に「どうすればそんな価格で販売できるのか」というようなものも存在します。
また、クーポンやイベント、キャンペーンと組み合わせれば対抗できないような価格設定の場合もあるでしょう。
必ずしもユーザーが「1円でも安いほうが良い」という人ばかりではありませんが、定価やメーカー希望小売価格よりも安い価格で購入したい、他のショップならもっと安いとなれば、自社で購入してもらえないもの必然と言えます。
ネットショップにおける販売価格や値付けの悩みを解決する方法
次に、ネットショップにおける販売価格や値付けの悩みを解決する方法をご紹介します。
価格調査を自動化できるツールを導入して情報収集する
販売価格や値付けの悩みを解決するには、オンライン上の情報を集めることから始めましょう。ただ、悩むのではなく、データに基づいて検討する体制に変更するべきです。
情報収集するためには価格調査を自動化できるツールの導入がおすすめです。
まずはオンライン上のデータを集めること、現状を把握することを意識してみてください。
価格更新を自動化できるツールを導入して、自動的に価格を決定する
価格調査を自動化した後、次は価格更新を自動化しましょう。
利益が出る価格で設定しつつ、同時に売れる価格で設定できるようにするのが目的です。
前述した「利益が出て、売れる価格」である適正価格を狙えるようになり、売れても利益が出ない、利益が出ても売れないという悪循環を断ち切ることができます。
価格競争に巻き込まれず、情報を活用して適正価格を見極めることが大事
現実問題として「仕入れ値や原価が違う可能性がある以上、無理な値引き競争や止める」ことを理解し、過度に価格競争に巻き込まれないようにしましょう。
逆に他店の情報を活用して適正価格を見極めるデータとして取り扱うくらいの立ち位置でいることをおすすめします。
その上で、明らかに安すぎるショップを価格調査の対象から除外すること、利益率の幅を固定することなど、必ず利益を出すことを徹底してみてください。
まとめ:販売価格や値付けはデータに基づいて決めることを重視しよう!
今回は、楽天・ヤフーショッピングの販売価格や値付けの悩み、そしてネットショップにおける販売価格や値付けの悩みを解決する方法についてお話しました。
ネットショップでの販売価格は流動的です。同時に「ユーザーは購入するショップを自由に選ぶ」ことが普通であり、商品によってはひとつ購入すれば十分といったようなものもあるでしょう。
だからこそ、他のショップと価格の面で引けをとらないこと、同時に価格競争に巻き込まれず、きちんと利益を確保することが重要です。
無難なメーカー希望小売価格、またはオンライン上の価格の平均といったようなことは避けて、ユーザーの視野に入ることを意識してみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が、ネットショップの販売価格や値付けにお悩みのお役に立てれば幸いです。
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